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2010年12月

2010年12月10日 (金)

<3>藝大卒試〜3日目(12/8)〜

続いて
3日目〜12/8(水)〜
 
(1)惠村 友美子
  R.Schubert:Wandererfantasie Cーdur Op.15 D.760
 
(2)別府 龍一
  F.Chopin:Sonate Nr.3 h-moll Op.58
 
 
(3)西村 静香
  P.Tchaikovsky:Sonate G-major Op.37
 
 
(4)梅村 知世
  R.Schumann:Fantasie Cーdur Op.17
 
 
※※※ 昼休み ※※※
 
 
(5)三澤 悠衣
  R.Schumann:Arabeske Cーdur Op.18
 
  J.Brahms:Variationen uber ein Thema von Robert Schumann Op.9
 
 
(6)浅野 桜子
  L.v.Beethoven:15 Variationen mit einer Fuge uber ein Thema aus dem Ballet "Die Geschopfe des Prometheus" Esーdur Op.35
「プロメテウスの創造物」の主題による15の変奏曲とフーガ 変ホ長調 作品35
 
 
(7)小林 えりか
  R.Schumann:Davidsbundlertanze G-dur Op.6
 
 
(8)松井 萌(めぐみ)
  L.v.Beethoven:Klaviersonata Nr.23 f-moll Op.57
 
 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 
最終日。
この日が一番観客も多く、個人的にも一番楽しみにしていた。
 
楽しみにしていた理由は2つ。
まず、午前中の4人目が日音コン入賞の経歴をもつ彼女の演奏が聴けること。
 
そして大トリにベトのソナタ23が聴けること。
初日にprogramをもらって、ベト熱情を見たときから、かなり嬉しくドキドキしていた。
 
 
この日に演奏した8人とも、個人的に好きな演奏方だった。
 
過度な抑揚がない。
(腕や上半身を必要以上にくねくねしたり、猫背のような演奏は私は嫌いである。
ちまたでは人気の高いU田M子の演奏なども苦手。)
 
 
そして8人とも、ホールに響かせる音がとてもすばらしかった。
 
 
印象的だった演奏者をあげると。
 
まず2人目。
おそらくこの学年男性4人の中で、一番華があるような感じがした。
ネクタイに光るピンをつけていたお洒落気もよい。
 
力強いショパンソナタは時には優しい音色になり、また速度をつける。
2楽章と4楽章がやはり聞かせどころで、惹き付けられた。
 
 
そして4人目。
午前中から観客が多かったのは、やはり彼女を目当てにしてる人が多かったのだと思う。
 
期待通り、すべての音に魂が入っているように感じた。
音と音の休符もすべて伝わってきて美しい。
演奏が終わって前方の客席からBravo! がでた。
 
この演奏会の性質上、ブラウ゛ォがいいのかだめなのかわからないけど。
一番上のほうから教授たちが聞いているし。おそらく許容範囲なんだと思う。
 
 
次に6人目。
この演奏会で初めて聴く曲だった。
ベトの変奏曲は何曲かあるが、わりと聞きやすい。
プロメテウスの創造物のテーマを聞いたことがあれば、もっと聞きやすかったかもしれない。
(初めて聴く曲は自分なりにテーマがどこか、見つけていかないと、たぶん睡魔に襲われる。…その心配はもちろんなく)
 
彼女が演奏する力強い音で楽しむことができた。
そして2回目のBravo!
 
 
そしてラスト。
小柄な彼女から、すさまじいパワーがわき出てくる。
ベト独特の低音フォルテの響きがほんとに綺麗で涙がでてきた。
 
つかのまの安息である、2楽章から3楽章に移るときの不協和音。これにはドキッと息を飲んだ。
 
有名すぎる曲だけに、弾ききるこはほんとに至難の技だと思う。
 
曲が終わると、やはりBravoと拍手喝采!
 
すばらしい演奏が聴けたことに感謝!
 
ちなみに
奏楽堂のロビーに第九のポスターがづらりと展示してあった。
 
芸大生と台東区民で毎年恒例の「下町で第九」という演奏会があるらしい。
はじまった当初は浅草公会堂→そして現在の奏楽堂に移る。
 
ロビー半分だけ写真にとったが、反対側にもポスターがある。
写真ではわからないが、一枚一枚ベトの髪型に細工がしてある。
このデザインの考案者である美術学部の教授だった福田氏が、昨年の演奏会のあとご逝去されたらしい。
福田氏に敬意を表して、歴代のポスターを展示したそうだが、このポスターは今後も受け継ぐそうだ。
 
このロビーのポスターの効果もあり、ラストが熱情というのはほんとによかったと一人でしみじみ痛感した。
 

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<2>藝大卒試〜2日目(12/7)〜

続いて2日目〜12/7(火)〜

(1)三木 蓉子
  R.Schumann:Carnaval Op.58

(2)森田 みず希
  F.Chopin:Sonate Nr.3 h-moll Op.58

(3)坂本 彩
  J.Brahms:4 Balladen Op.10

(4)縣 佑基
  S.Rachmaninov:Sonate No.2 B-flat minor Op.36
         (Revised Edition,1931)


※※※ 昼休み ※※※


(5)日高 志野
  S.Prokofiev:Sonate Nr.8 B-flat major Op.84

(6)田口 利康
  M.Mussorgsky:Pictures at an Exhibition

(7)中村 康彦
  S.Rachmaninov:Sonate No.2 B-flat minor Op.36
         (Revised Edition,1931)

          Vocalise cisーmoll Op.34ー14(arr.Zoltan Kocsis)


(8)服部 怜理
  S.Prokofiev:Vision Fugitives Op.22束の間の幻影


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
二日目は男子学生が3人登場。
ともにロシアものを選曲していて、おもしろいなと思った。

この日は朝のFMクラシックカフェでもショパンとシューマンのピアノ曲だった。

ランランの子供の情景や
ユンディ・リの謝肉祭、
マリア・ジョアン・ピレシュのちょっと遅めのショパンソナタNo.3などなど。

なので勝手にロマン派気分のまま、奏楽堂へ(^^)

気のせいか初日よりピアノの音がよく響いてるように聞こえた。

特に、初日のブラームスのバラードは音がこもっていてたので、二日目のブラームスははっきりとした音でよかった。

ロシアの作曲家ものはやはり男性が演奏するとかっこいいなとつくづく感じる。
4人目のラフマ、やはり今までの演奏を越えた力強い音の連打に驚く。

ただ午後に同じラフマを演奏した学生のほうが、際立って音がよかった。

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<1>平成22年度 藝大卒試公開演奏会〜1日目(12/6)〜

更新しないまま、半年以上たってしまった(((・・;)

早いもので、
今年も藝大ピアノ専攻の卒試の時期。
今年も楽しみに聴きに行った。

一日目のprogramは以下の通り。


(1)中山 瞳
  F.Chopin:Sonate Nr.3 h-moll Op.58

(2)平野 加奈
  R.Schumann:Kreisleriana Op.16

(3)小田 朋子
  S.Prokofiev:Sonate Nr.6 A-major Op.82

(4)柴田 さおり
  F.Schubert:Sonate Nr.16 a-moll D.845


※※※ 昼休み ※※※


(5)山本 恵利花
  J.S.Bach:Fantasie BWV.906
  J.S.Bach=F.Busoni:Chaconne

(6)松林 裕香
  F.Schubert:Impromptus Op.90 D.899

(7)仲村 真貴子
  J.Brahms:4 Balladen Op.10

(8)弘中 佑子
  F.Schubert:Sonate Nr.16 a-moll D.845

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

初日は女性ばかりで、華やかなドレスも楽しめた。

今年はショパンとシューマンの生誕200年の年といわれているからか、選曲が多いような気がした。

午前中の4人は、緊張からか表情なども少し固いような気がした。
4人目のシューベル/ソナタトがとても綺麗だった。

お昼を挟み、午後は7月のモーニングコンサートでプロコのP協3を演奏した山本さんなので楽しみだった。
モーニングのときもそうだったけど、彼女は舞台に出てきたときから満面の笑顔である。
自信というかその度胸に驚いてしまう。
プロコから一転、時代が遡りバッハである。
舞台から出てきた彼女はインパクトある真っ赤なドレスで自分の見せ方をわかっているなと関心してしまう。
歩き方、お辞儀の仕方、椅子に座ってのスタンバイ…すべて彼女なりに演出されてるような気がした。

演奏もすばらしく、特にシャコンヌが一音一音、綺麗な響きで感動。

最後のシューベルトは、癖のある演奏で、個人的にパスだなと思った。

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